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勇者「魔王……!キミってやつは……」

闇堕ち女勇者のつづき




勇者「ほら!はやく足をあげてよ!ボクはキミのフットレストになるんだからね!」

魔王「待て。なんて格好をしているのだそなたは……!」

勇者「魔王の持ち物らしく、切り裂かれた服を辛うじて引っ掛けて、四つん這いになってるんだよ!さあ!遠慮はいらない!」

魔王「無理矢理我の足を捻りあげるな!」

勇者「だってボクは闇堕ちした勇者だよ!?キミの虜囚なんだよ!?」

魔王「堕ちたというかそなたの場合自らノリノリで飛び降りてきたタイプではないか!やめろ我の足をそなたの背に乗せるな!」

勇者「力付くで人間としてのプライドを叩き折りにおいでよ!キミならできる!ボクはそう信じてる!快楽に身を委ねようよ!魔王だろ!」

魔王「我にその様な低俗な趣味はない!」

勇者「えー。」

魔王「それに、そっ、そなたは我の虜囚ではなく、つっ……妻……伴侶であろう。」

勇者「……!」

魔王「妻を傷付ける様な真似、いかに魔王と言えど我はせぬ。」

勇者「ああ!なんてバかわいいんだ!」

魔王「おい何故我を玉座に縛り付ける!?」

勇者「嬉しいから、今からキミの靴を舐める!」

魔王「這いつくばるな!その様な体制になれば見えてはいけないところが見え……!」

勇者「ぺろぺろ。」

魔王「そのように獣のような真似をするでない!誰ぞおらぬか!これを誰か止めよ!」

勇者「…………ふふっ。部下に勇者を自分の物としたところを見せつけるんだね!流石だよ魔王!それでこそ魔王だよ!」

魔王「や、やはり来るな!勇者の相手など我ひとりで充分だ!」

勇者「えー。魔王に屈した勇者に非道な扱いするところを見てもらおうよー。」

魔王「するつもりはないからな!するつもりはないからな!?」

勇者「だってキミ、昨晩はベッドの上でボクの傷という傷に触れてたじゃないか。痛みで躯を跳ねさせちゃうボクを見て愉悦に浸ってたじゃないか。」

魔王「治療であろう!?我との闘い後すぐ人間の城に乗り込んで兵士を相手取って無茶などしおって!」

勇者「大丈夫だよ。ボク、斬られようが焼かれようが死なないし。むしろ、身体を切り裂かれるときの最初は冷たくてそのあと凄く熱くて痛みを感じはじめるあの一瞬で生きてることを感じるっていうかー。」

魔王「愚かな。」

勇者「あれ。拘束魔法解けちゃったね。」

魔王「仮にも魔王である我があの程度の魔法を打ち破れぬ通りがあろうか。」

勇者「……なんで抱きしめるのさ?」

魔王「我が我の持ち物をどう扱おうが我の勝手であろう。我は魔王なるぞ。」

勇者「そっかー。それで、あの王の前でボクを攫って見せたり、ボクにこの城の一番上等の部屋を用意したり、ボク付きの女官を付けたりするんだね。……ばかだなあ。」

魔王「我は魔王ゆえ、我のしたいようにするのだ。」

勇者「ばかだなあ。もっとだいすきになっちゃうじゃないか。」

魔王「そなたは、我が妻で、この魔王の后ぞ。そなたが申していたように、魔界のプリンセスぞ。それに相応しい待遇で何が悪いのだ。」

勇者「魔王……!キミってやつは……」

魔王「さあ、立て。勇者。そなたはそのように、自らを貶めようとするのは止めよ。」

勇者「ああ、魔王。キミのマント、とてもあたたかいよ。わかったよ。確かに、今までのボクは、キミの妻に相応しい振舞いではなかった。謝るよ。」

魔王「良い。さあ、誰が何と言おうと、そなたは我の愛しい后だ。」

勇者「魔王!ボクもキミが大好きだよ!」

魔王「……だから嬉しそうに首輪を自分でつけ始めるのをやめぬか。大量の蝋燭に火炎魔法をかけて何を始めるつもりだ。」

勇者「決まってるじゃないか!キミの妻として、キミに奉仕して、キミからオシオキされたりゴホウビを貰ったりして愛情を確かめ合うんだ!」

魔王「」



<つづかない>

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